2月15日、1年続けた「草の根会議」終了
資料を作り出してから気付いた「ちょうど1年前か…」
「公立小学校をなんとかしたい」と始めた活動の中で「なんとかするには、どうしたらいいのか」というところを話し合っていきたいと思い立ち、先生、校長先生、オルタナティブスクールのスタッフ、地域の保護者、不登校支援活動家、など「この人だ!」と思った人たちに声をかけて始まった草の根会議。
月1回の会議とその会議までの打ち合わせを繰り返してきた。
私たちメンバーにとっては、自分たちの仮説を壁打ちさせてもらう場でもあり、新しいアイディアをもらう場所であり、同じ景色を見る多様な背景を持つ仲間と語り合える場所だった。
ここから立ち上がってきたのが「エコシステム」
令和の日本型学校教育の掲げる「個別最適化」「協働的な学び」そして私たちがその要になるだろうと思っていた「対話」について、学んで、考えて、話し合い続けた結果見えてきた「エコシステム」
ここでの大きな目的を果たすことができたので、この2月、草の根会議は解散することを決めた。
こんな心強い会議の場を失うのは心細かったけど「どうしたらいいのか」が見えた今、次はやるしかないという決意で持って終了を決めた。
草の根会議の皆さま、ここまで本当にありがとうございました。
やっぱり草の根
「どうしたらいいのか」が見えてからが実は大変だった。
これを誰にどう伝えていけばいいのか?どうしたら話を聞いてもらえるのか。何で、どこの誰でもない一市民の話を聞いてくれるのか。
ここ半年の私は「突破口」を血眼になって探していた。きっと何か手がかりがある、筋のいいシナリオがある、効率よい方法がある。そう信じて探し回った。けど、なかなか見つからなかった。
そんな私の視野がひらけたのは、ある起業家の方との面談。その方は日本で唯一その分野で成功されている方だと私は思っていて、勇気を振り絞って声をかけて時間をいただいた。
どこに突破口があるんだろう、この方は何をして今のポジションにいるのだろう、という気持ちで挑んだ私の色眼鏡は、思い切り打ち砕かれた。
「突破口はない」
面談に同席したメンバーと共に見つけた答えでした。その方も本当に草の根でした。できることを一歩一歩、でもやめないで続けた10年の道のりだと知り、驚いたと同時に、ほっとした。
目の前のできることを、一つずつ積み上げていけばいいんだ、と。
そう、やっぱり草の根。
今から皆さんにアイディアや意見をもらいながら、私たちのできることを一つひとつ積み上げていきたいと思っています。
こんな場があったらいいな、こんなサービスがあったらいいな、の声を集めるところから。ぜひ、皆さんの声を聞かせてください。