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Site icon image行きたい学校プロジェクトの活動

第2フェーズ始動!!

3年目に突入する10月

Grassroots Educationとして活動を始めて、あっという間にもう2年。

これは歳のせいかもしれないけど、毎日が飛ぶように一瞬で終わっていく毎日で、仕事や家のことなど「やらなくてはいけないこと」の合間に「やりたいこと」に必死にしがみついていくような日々でした。

それでも振り返ってみて後悔することは一つもなく、毎日の小さな積み重ね、出会いと対話、仲間と目標があったから、何もないところから始めて、やっと今見えてきた景色があると思っています。

そして当初「この活動は3年間のみ!」と目標に期限を入れていたのですが、その見えてきた景色のおかげで、第2フェーズにシフトしていくこととなります。これまでは「公教育は私たちの未来だよ!なんとかしようよ!」と声をかけながらその方法を模索し続けてきました。そして今、その方法がわかった次は「この方法を提案、実践、報告していく」フェーズへと移行していきます。

今、サイトや勉強会などを一新する準備をしていますので、ぜひまたご報告します!

見えないものを見てみよう

模索して積み上げてきたものを私たちは「エコシステム」と名付けています。これに関しては、サイトや座談会で丁寧に説明させていただきたいのですが、その入り口でもあり、土台でもあり、突破口でもあるのが「ScTNの導入」というものがあります。

ScTNとは、ある研究機関によって提供されている調査票なのですが、何を調査するかというと「学校で子どもたちは、個別最適な学び・協働的な学び・主体的で対話的な深い学びを実践しているか」ということと「教育の目的である自由と自由の相互承認の感度を高めることができているか」ということです。

字面を見ると難しい感じがしますが、、この調査票はもう本当によくできていて、10分もかからず答えられるようになっているものもありますので、まずはこちらの動画をご覧いただき、11月から予定しているScTN勉強会にご参加ください!一緒にこの凄さと面白さを体感してみましょう!

この調査票を私も小1の息子と小4の娘に実施してみました。

小1息子には、アンケートの質問が難しいであろうことは想像はしていたのですが(そのために低学年用を作成してますが)実施してみてその難しさの要因の一つは、息子にとっては「経験したことのないことを問われている」ので、それを想像しながら答えなさいということ自体が難しかったように感じました。まさに「見えないものを見てくだい」と言われているようでした。この質問の高低が答えられるのは、それを相対的に捉えられる素地(=経験)が必要で、うちの息子にとってみたら「授業では、自分の興味や関心に基づいて、自分なりに問いや課題を立てて学んでいる(原文まま)」ということを、学校でやっていないと「え?そういうものなの?」というところからの躓きが大きく、それを質問者として体感できたことも大きな学びでした。

一方で、小4娘は認知として相対的に物事は考えられるので答えられる側面もありますが、すでにこの活動に大きく参加していて「今の学校のやり方ではない、主体的で民主的な学びがある」ということを知っているので、アンケートの結果はだいぶ辛い内容でした。。

このScTNにある質問項目に向き合うだけで、得られるものが多い内容だと感じていますので、まずはぜひ動画を見ていただき、一緒にこの問いについて考えてみましょう。きっとこれまでの「学校脳」で見てみると、うちの息子のように「見えないものを見てみましょう」となるかもしれません。ぜひ楽しく進められたらいいなと思っています。

🔽ScTNとは?はこちらの動画をご覧ください!

https://youtu.be/PC-swG2-Ris?si=QsYlcjC9gNoSMzho