小学生企画大盛況!!
今月は上映会に先んじて企画した7/26の小学生企画が実施されました。
16名の小学生が参加して「どうして学校に行くの?」をテーマに小学生新聞を作りました。
企画の詳細は下記のブログに紹介しています。
ここでは実際の様子から、気づいたことなどをレポートさせてもらいます。
子どもたちは自分の言葉を持っている
以前、ある高校の先生に「生徒に意見を求めても、意見が出せない。だから大人がある程度、誘導してあげないと」と言われて、私はずっと喉に何かがつっかえていました。
今回の小学生企画でも当初「テーマが難しすぎて、意見が出ないかも」という懸念がありました。しかし蓋を開けてみれば、子どもたちからたくさんの「言葉」が出てくることに、正直私たち大人が驚かされました。きっとあの高校の先生のような気持ちは、私たち大人が無意識に持っているのかもしれません。
もちろん、言葉が出てくるような「環境」は必要だと感じました。それでも「誘導」にはならないように留意しました。それはいわゆる学校の授業の「この答えがわかる人!」という環境にしないことはもちろんですが、例えば私たち大人が、子どもの出した「意見」について「すごいね」「それいいね」とすら、言わないことです。そしてその意図をファシリテーターのなっちゃんは充分汲んでくれて、黒子に徹したファシリテーターを見事にやり切ってくれました。これって、なかなか難しい。前に立つ人は、注目してもらいたいし、話を聞いてもらいたいから、どうしてもエンターテイナーになりがちだと私は思っています。そして割とこのエンターテイナーな人ほど「授業が面白い先生」と評価されがちです。
ただ、それはエンターテイメントであり、それを観ている子どもは、お客さんであり、受け身であり、それは提供されるものであり、それが面白くなかったら「勉強は面白くない」「あの先生は教え方がうまくない」と評価して、そこに能動的で主体的な「学び」は立ち現れません。
そういった意味で、今回の企画での子どもたちの姿は、最初から最後まで、学びの当事者であり続けていたことが嬉しかったし、それを可能にしたのは、その環境に徹してくれた実行メンバーの大人たちの心構えと徹底した準備にあったと思います。改めてここで感謝申し上げます!