公立小学校は変わるのか?
2023年12月21日、池田市議会で「新しい学校のあり方」について、問うていただきました。それはこのPJを始めた時に決めた一つのゴールであり、そこに着いた今、それはスタートラインにやっと立てたんだなという想いにも変わりました。
まずはここまで粘り強く一般質問に立ってくださった園部議員には心より感謝をお伝えします。
一般質問での「新しい学校のあり方、学びのあり方」への市教委の回答は「個別最適化、協働的学びについては、各学校で研究授業をしながら検討している」という回答でした。
園部議員からは「社会は変わり、子どもたちは日々成長している。研究授業で留まることなく進めてほしい。不登校問題を取り上げた時に、公立小学校のあり方を変えていく必要もあるのではないか」と再質問いただいたが、この件がこれ以上進んでいく感触はありませんでした。
きっと、この件は「研究授業を続けていく」以上の進展は見られないのだろうと察しのいい大人なら、察するのだろうけれど、それを動かしていくのが、私たちGRE。
公立小学校は、このままではきっと変わらない。
テイの良い取り組みは各所では始まるであろうことも、肌では感じている。でもそれはきっと、私たち大人の持つ子ども観を変えていかないと、手段ありきの、何なら先生たちへの更なる負担でしかないような取り組みになりかねない。
公立小学校が変わるのを待つのではなく、変えていくのだ。
次のステップへ
あっという間に1年が終わるように、きっと人生はあっという間に終わりを迎えるんだと思う。
ちょうどガンジーの特集が放映されていた。バタフライ・エフェクトとしてガンジーの想いや活動は、キング牧師に、フィリピンのアキノ氏に、そしてアウン・サン・スー・チーにと繋がれていったとボブ・ディランのThey killed himという曲と共に紹介されていく。
今の時代の私たちから見たら、塩を独占されたり、同じバスに乗れなかったり、集まっただけで投獄されたり、なんて酷い時代なんだろうと思うかもしれない。
それでも、選挙権があるのに物言わぬ市民として納税を続けている私たちを、グローバルサウスを犠牲に発展し続ける社会を、皆と違うからと教室を分けてしまう教育を、数十年後の人たちが見て、なんて酷い時代なんだろうと思うかもしれない。
GREの活動は次のステップへと進もうと思っている。
実現可能なシステムの構築と実現可能な人へのアプローチ。これまで実践してきたこの2つの軸を、より具体的に深く根を下ろしていく。正直、私の手に負える次元ではなくなってきている予感もしている。だからこそ、できることはできる人が。今までもそうやって、決して1人ではここまで辿り着けていないのだから。補って、補って、補って。それが大きな輪になっていくのが、きっと目指す社会であり、学校だから。
ガンジーの好きな言葉
「あなたがこの世界に望む変化に、あなた自身がなりなさい」
まずは、私から。